【訃報】ピエール・ブーレーズ
2016年01月07日 (木) 10:00 | ローチケHMV - クラシック
フランスの作曲家/指揮者のピエール・ブーレーズが1月5日(火)、ドイツのバーデン・バーデンにある自宅で死去した。90歳だった。死因は不明だが病気のために療養中だった。
1925年、フランスのモンブリゾン生まれ。パリ国立音楽院で作曲かメシアンらに師事し、40年代半ば頃か作曲を開始。50年代から現代音楽家として地位を築き、「ル・マルトー・サン・メートル」「レポン」などの作品を残す。55年以降は指揮者としても活躍し、クリーヴランド管弦楽団、英BBC交響楽団やニューヨーク・フィルハーモニックなど名門で指揮者を務めた。
70年代後期に現代音楽の可能性を研究するためにフランス国立音響音楽研究会IRCAMを創立、若手育成にも尽力。そのIRCAM初の作曲であるアメリカのトッド・マコーヴァーは当時のブーレーズについて 「彼は信じられないほどチャーミングで、誰とでも会話が出来るような人でした。そして、政治的な力も持っていて、ジョルジュ・ポンピドゥー仏大統領とも話することが出来るほどでした。彼はリッチな後援者と話す方法を知っていました」と語っている。
グラミー賞を26度も受賞。生前はたびたび訪日し、多くの著作が日本語に翻訳されている。1989年に高松宮殿下記念世界文化賞、2009年には京都賞も受賞している。2015年、生誕90年を記念してドイツ・グラモフォンからブーレーズ代表作をまとめた44枚組のCDボックスがリリースされている。
2016年01月07日 (木) 10:00 | ローチケHMV - クラシック
フランスの作曲家/指揮者のピエール・ブーレーズが1月5日(火)、ドイツのバーデン・バーデンにある自宅で死去した。90歳だった。死因は不明だが病気のために療養中だった。
1925年、フランスのモンブリゾン生まれ。パリ国立音楽院で作曲かメシアンらに師事し、40年代半ば頃か作曲を開始。50年代から現代音楽家として地位を築き、「ル・マルトー・サン・メートル」「レポン」などの作品を残す。55年以降は指揮者としても活躍し、クリーヴランド管弦楽団、英BBC交響楽団やニューヨーク・フィルハーモニックなど名門で指揮者を務めた。
70年代後期に現代音楽の可能性を研究するためにフランス国立音響音楽研究会IRCAMを創立、若手育成にも尽力。そのIRCAM初の作曲であるアメリカのトッド・マコーヴァーは当時のブーレーズについて 「彼は信じられないほどチャーミングで、誰とでも会話が出来るような人でした。そして、政治的な力も持っていて、ジョルジュ・ポンピドゥー仏大統領とも話することが出来るほどでした。彼はリッチな後援者と話す方法を知っていました」と語っている。
グラミー賞を26度も受賞。生前はたびたび訪日し、多くの著作が日本語に翻訳されている。1989年に高松宮殿下記念世界文化賞、2009年には京都賞も受賞している。2015年、生誕90年を記念してドイツ・グラモフォンからブーレーズ代表作をまとめた44枚組のCDボックスがリリースされている。